『花と修羅』撮影部インタビュー

インタビュー

ご無沙汰しております。『花と修羅』広報担当の佐々木です。
今回は『花と修羅』撮影部のインタビューをお送りいたします!

『花と修羅』あらす

四谷の女子校に通う緑。書道部の後輩だった花が死んだある日、赤い髪を持つ少女、伊和が転校してくる。大人しかった花とはまるで正反対な、自由奔放な伊和が書道部に入部したことで、何かと振り回される緑。しかし、徐々に、緑は伊和を通して、見えていなかった、見ようとしていなかった花の姿を発見し始める。


助監インタビューと同様に対談形式なので、仲の良さや雰囲気がより伝わるインタビューになっているのではないかと思います(笑)
「対談形式でやりたい!」と言ったところ4人で太田くんちに集まってくれたそうです。佐々木はそんなことはつゆ知らず、1人寂しく研究室から太田くんちに通話を繋いでインタビューをしました。

ひだりからヒロヤスさん、とらちゃんこと石川くん、太田くん、村上くん。


——映像制作実習を履修するきっかけは?

村上:そういう真面目な話しなきゃいけないの?
佐々木:うんそう。いや別に不真面目なことでもいいよ。ブログに全部載せていいなら。
(何かをのむ村上くん)
佐々木:お酒のんでるんすか?
村上・石川:全く。
太田:ジャスミン茶よ。
村上:ティータイムです。
佐々木:はい。……えちょっともっとなんかインタビューっぽいこと喋ってくださいよ。


——撮影遍歴を教えてください。

村上:とらちゃんはどうなの。
石川:僕は高2の夏にカメラ買ってもらって写真撮ってただけから映像はやったことない。
佐々木:SIGMA fpね(笑)

佐々木:太田くんの撮影編歴が一番いかついでしょ。(太田くんは常にいかついカメラをたくさん現場に持ってきてはカッコイイ写真をたくさん撮ってくれます)
村上:そうだよそれが一番聞きたいよ俺。あんまり知らないんだけど。
太田:ええ〜、うんとね、中学校の時に買ったチェキが最初じゃない?たぶん。
佐々木:え、チェキ一番最初に買うんだ。
太田:自発的に手に入れたカメラはそれが初かな。まあカメラの話はいいや。でまあ高校ぐらいの時から撮り始めて今に至る。
一同:(笑)
佐々木:内容ほぼゼロなんだけど(笑)
太田:内容って難しくね?
村上:なんか真面目になっちゃう。
太田:真面目になっちゃうから真面目に言いたくないのよね。そんな感じです僕は。簡潔に言うなら、僕は時間の経過とか人生それ自体が必然的に持つ悲しみに対抗する手段として撮影という行為を捉えていて。悲しみに対抗するためには、何かを撮って残さざるを得ない。もちろん何かを残す表現形式は音楽でも絵画でも文章でもなんでもいいんだろうけど、ある程度の普遍性と個人性を両立しているべきその手段は、僕にとってはたまたま写真だったり映像というのがフィットした。僕は基本的には後ろ向きな人間なのだけど、写真(撮影行為)があるから、かろうじて前を向いている部分はあるかも。僕たちは何かを残すことができるから、人生の悲しさを受け入れる可能性に開かれている。もちろん、その行為が持つ暴力性も自覚しないといけないんだけど、暴力的だと感じつつも辞めることはできていません。僕にとって写真とか撮影行為というのは、楽しみも苦しみも与えてくれて、そこから解放されることができない呪いみたいなものです。

村上:俺はカメラあれだよ。小2だよ。
一同:えー!
石川:ちゃんとしたカメラ?
村上:小2で一眼レフ買った。お年玉ためて。
一同:すご!
石川・太田:英才教育。
村上:鳥撮ってた。
石川:鳥!じゃあ望遠?
村上:そう望遠。
石川:いかつ!
村上:大砲みたいなやつ持ってた。
一同:小2で(笑)
村上:望遠レンズは小2ではもってなかったけどね。で、大学4年生から映画撮り出した。
佐々木:4年生からなん?
村上:去年去年。
石川:へぇ〜。1年前か。

村上:ヒロヤスは?
佐々木:めっちゃすごい体勢ででレフ板持ってた人!
太田・村上:照らし屋照らし屋。
ヒロヤス:お見苦しいところを……。
石川:照らし屋(笑)
ヒロヤス:でなんだっけ。
一同:撮影遍歴!
ヒロヤス:僕も写真から、大学はいってから写真やり始めて。
村上:大学入ってからなんだ!
ヒロヤス:入る前は浪人してたんで、前の大学から既に写真撮り始めてて、4年になって村上君とほぼ同じタイミングで、去年の映像制作実習で初めて映像制作した。
佐々木:去年も入ってたの?
ヒロヤス:そう。『弾ける』班。松林とかじゅんじゅんとかの班。
佐々木:じゅんじゅん。
ヒロヤス:あ、ゼミ生じゃない?
佐々木:いや、じゅんじゅんわかるわかる。じゅんじゅんは、いやじゅんじゅんって呼んだことないけど。
石川:先輩だもんね(笑)
佐々木:そう。先輩ですよ。

太田:結局インタビューってこれでうまりそうなの?
佐々木:うまんないだろ!うまんないよ!こだわりポイントどうぞ!


——こだわりポイントは?

一同:なんだろう……。
太田:あれじゃないやっぱ、自分の好きな映画とつなげたがるじゃん。つなげたい。
一同:なるほど。
太田:こう、いいものを参照して、参考にしてやっていくのが、太田くん魂かな。
一同:使い所(笑)
太田:太田くん魂かなって思います。まる。
村上:わかるわかる。
佐々木:例えばなんの映画?
太田:エヴァ。
村上:エヴァンゲリオン(笑)
石川:映画じゃない(笑)
一同:涼宮ハルヒの憂鬱。化物語。
一同:(笑)
佐々木:化物語真似するならあの首の角度真似しないと(笑)
太田:実際めちゃめちゃ参考にはしてるよ。カメラワークとか。
佐々木:そうなんだ!
村上:エヴァのシーンみんなで見て考えた。
佐々木:みんなで見てたのを見たわ!「惣流・アスカ・ラングレー!」みたいな声だけ聞こえた。
石川:(笑)いいね。
村上:や、いい話だな。
太田:みんなオタクだけどオタクのいい部分を生かして、こう。
佐々木:なんのオタク?
村上・太田:いろんな。
太田:音楽のオタクもいれば、他のオタクもいるんだけど、いろんな分野のオタクがそれぞれのいい部分を持ち寄って、本当にいいグルーヴが生まれてきて。
村上:いやまじでそう!
佐々木:お〜!いいっすね!
石川:いい話。
村上:いやマジで。
太田:これガチで。
村上:いやいい話になるけど。本当になんかでも、繋いだ時にさ、まじでみんなの才能が一気に集まった感。努力と、元からある才能とか一気に。
佐々木:え具体的に誰がどの才能なん教えて!
村上:ななぞうとなつやくんとかはだからさ、音楽。音楽とか作ってくれて。で、もう現場で実際みんな意味わかんない中で撮った映像をつないでみたらさ、マジで「良い絵」になってたりするときはあるじゃん。
佐々木:へぇ〜。
村上:ちゃんとラッシュ見てる?
佐々木:見てます!!めっちゃ見てます!!

太田:この班のいいところは、たぶんみんなこの班がなかったら引きこもりのオタクしかいないところなんよ。
一同:(笑)
村上:ナードしかいない。
太田:ナードしかいなかったんだけど(笑)集まることによってなんかいいオタクに、アッパークリエイティブオタクに。
村上:そうなのよ。みんなアッパー系のオタクになってて。
太田:ガイナックス設立みたいな。
村上:岡田斗司夫(笑)
一同:(笑)
太田:「うちらはうちらの世界でやってこ」みたいな感じはすごいある。みんなだから集まったことによって変貌遂げている感がある。
佐々木:すご。
村上:とらちゃんもアッパーになったもんね。

佐々木:……アッパーってなに?
一同:(笑)
太田:なんていうんだろ、イケイケな感じ。
佐々木:あ〜。ささきは?
太田:アッパー。
村上:アッパーでいいよ。
石川:(笑)
佐々木:アッパーじゃなくてパッパラパーだね。
一同:(笑)
石川:それ書こう(笑)

いい笑顔。


村上:もういいんじゃない?
一同:(笑)
太田:やだから言いたいことはクソナードが集まって最高のオタクムーブメント。
村上:いいオタクたち。
太田:クリエイティブアッパー系オタクになっちゃった。
村上:いやマジで。


——映画見てますか?

太田・村上:全然見てない。
佐々木:そうなの?あれは?『ケイコ目を澄ませて』ってやつ。
石川・佐々木:みんな見てるやつ。
村上:(村上くん・太田くん・ヒロヤスさんの)3人で見たよね。『ケイコ』見て、3人で落ち込んだ。
佐々木:落ち込んだの?(笑)
村上:真冬の年末の新宿東口で3人でアルタ前で立ち尽くしてた。
一同:(笑)
村上:やばい、俺らで何を作ればいい?ここからどうすればいい?って言って立ち尽くしてた。
佐々木:へえ。まだ見てない。
太田:見た方がいいよ。
佐々木:見ます。

佐々木:はいじゃあ終わっていいですかね。
村上:いいよ。
佐々木:お疲れ様でした。ありがとうございました!バイバ〜イ。


グダグダすぎたわりには読み応えのあるインタビューができたのでは?!
次回はキャスト紹介です!おたのしみに!

-上映会情報-
日時:2023年1月21日(土)
場所:早稲田大隈講堂
入場料:無料
4作品上映予定
※新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、変更、中止の可能性がございます。

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