『こねこ』助監督インタビュー

インタビュー
みなさま、こんにちは。助監督の漆原です。
昨日はリハで明日は撮影と、本当に目まぐるしい日々を過ごしています。でも楽しい!
今日は、私ともう一人の助監督の大角さんとの対談の様子をお届けしたいと思います。
前回の監督インタビューでもいじられてた大角さんが、満を持して登場!必見です。

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漆原:それでは、助監督対談を始めていきましょう!
よろしくお願いします!

大角:よろしくお願いします。

漆原:まず今回の作品、『こねこ』に対する想いを教えてください。

大角:やっぱり、大きな出来事が起きないことが魅力でも難しさでもあると思う。大切なセリフや表情が、一歩間違えたら簡単に流れてしまう。でも上手くいけば、人を選ばずに届いてそっと残り続けるような、素敵な作品になると思う。皆で良いものにしたい!
漆原さんはどうですか?

漆原:私は、「本当の優しさとは何か」というテーマを結構大事にしています。私にとっての優しさは誰かにとってのお節介になる可能性もある。他人の心の内がわからないなかで、りんと玲がどのように心を通わせていくのか、助監督として現場にいながら見守っています。

大角:たしかに。人物も作品も、現場で育っていると凄く感じる。
でも撮影の現場大変だよね~。漆原さんは、助監督として一番大変だなと感じることは何?

漆原:私は、『こねこ』班では主に撮影スケジュールを担当しているのですが、スケジュール管理がめちゃくちゃ大変です。脚本が完成していない状態で撮影しているので、このシーン新たに登場人物を追加したい!や、ここのシーン撮影しなおしたいなどの監督の要望に応えて、スケジュールを組んでいきます。大変すぎてふて寝することもあります笑 それに私は、広報や映画の上映会の担当もしているので、目が回ります。
でも大角さんも大変でしょ?

大角:ものすごい仕事量受け持ってくれてて、いつも本当に感謝してる。漆原さんのおかげで、皆が作品の中身に集中できるし、良い雰囲気で続けられてるから、頭上がらないです。ありがとう。
皆大変なことはあると思うけど、四年生目線だと、やっぱり卒論とか就活・仕事関連のことと掛け持つのが忙しいかな。でも、この授業と撮影は楽しくて優先させてしまうから、ピンチになるのは大体他のこと。

漆原:いや~大変!でも、一か月後には完成しているんだと思うと頑張れるよね!
ちなみに大角さんは、こねこがケガをしていたら助けますか?

大角:更に傷つけてしまいそうで、怖くて近づけないかも。逆に、元気な猫の方が、向こうの怖さとか考えずにガンガン近づいて行っちゃうなぁ。
漆原さんは?

漆原:私はそもそも動物が嫌いだからな~笑 申し訳ないなと思いつつ、見て見ぬふりをするかもしれない。でも、道の真ん中でネズミが死んでたら、ちゃんと端っこに寄せてあげる!笑

大角:その方がハードル高くない!?
あ、映画には本物の猫が出てくるんだよね?

漆原:出てきます!私の友達にお願いして、猫を映させてもらいました!ばぶは、猫好き?

大角:好きだけど!ばぶって呼ばないでよ!

漆原:笑。なんでばぶって呼ばれてるんでしたっけ?

大角:帰り道にうとうとしてただけです。

漆原:いつもいじられてるよね~笑先輩だけどタメ語使っちゃうもん笑

大角:怖い人よりいいでしょ?
作品のこと話すと真面目にならざるを得ないからこそ、楽しい時はずっとその気持ちを垂れ流すようにしてる!

漆原:素敵な心掛けですね!さて、長く話しすぎた!これで助監督対談は終わりにします。ありがとうございました!
キャスト2人と助監督2人でパシャリ

2021/12/17(金)

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