撮影担当 岡本インタビュー

こんばんは!
佐藤班「冷めるのを、待っている」広報・ブログ担当の木造です。

第2回は撮影を担当してくれている岡本にインタビューしました!いつもテキパキと冷静に仕事をこなしてくれる彼とは裏腹に、とてもユーモアに溢れる回答を頂きました!笑笑

それではどうぞ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Q:今回撮影担当を務めようと思ったきっかけはなんですか?

シネマカメラに対する憧れってありますよね。あれって何なんでしょうか。でかい、重い、高い、画質で言ってもぶっちゃけその辺のカメラと死ぬほど違うわけでもない。オートフォーカスもついてない。でも、それを蹴散らすくらいなんかカッケ〜って感じがあるんですよね。それでほぼ全財産を叩いて買っちゃったんですよ、シネマカメラを。撮影担当にならずに何になるんですか。

Q:撮影の時に心がけていることはなんですか?

カメラOKですか?って監督が聞いてくれます。そこで僕がまだでーすってなるとスタッフや役者さんなどの全人類が僕を待つことになります。めちゃめちゃ申し訳ないし、奪った時間分保証もできないのでカメラの準備は極力短い時間でやるようにしています。画や構図も大切ですがそれでスタッフのモチベーションとか役者さんの感情とか、他の大切なものが逃げていってしまっては本末転倒です。当社調べですが、今のところOKです率は90%くらいです。もうちょっと頑張れそうです。

Q:今回の撮影で難しいなと感じていることがあれば教えてください。

人ってめちゃくちゃ動くんですね。僕は普段モノとか景色を撮ることが多いので知らなかったんですが、役者さんは前後左右にめっちゃ動きます。今回は手持ちで撮影するシーンもそこそこあるので、カメラを担いで役者さんの動きを追いかけるのが結構大変です。間違えてシネマカメラを買ってしまったので、重いしオートフォーカスがありません。撮る最中はピント合わせるのに必死で、ラッシュを確認しているときに、こんな演技してたんだ〜ってなります。あと太陽。冬は本当に日が短いので外の撮影は大変です。

Q.撮影も折り返しとなりましたが、撮影の雰囲気はいかがですか?

雰囲気はとてもいいですね。正規履修者だけじゃなく、単位をもらえないのに積極的に参加してくれるメンバーも多いので、とても前向きなものづくりができています。役者さんが場の空気を作ってくれることもしばしばあるので、そこは反省点ですね。とてもありがたいです。現場経験者はあまりいませんが、大切なのは現場のノウハウというより積極性と人間力だなとつくづく感じます。いい雰囲気になって各自が同じ目的のために動き方を考えられると本当にスムーズに撮影が進みます。レンズ交換します!っていうとレンズ持ってきてくれるのめちゃめちゃ楽しいですね。ずっとやってみたかったんです(笑)

Q.キャストの皆さんそれぞれの魅力と期待していることを教えてください。

まず梓役、森川色さん。バイタリティがすごいです。死ぬほど寒いなか早朝撮影をした時も嫌な顔一つせず、本当に前向きな人です。「ふたり(監督と僕)が納得するまでやるしかないっすよ〜」「よっしゃ〜頑張るぞー!」そんな声にいつも引っ張られています。なのにいざ撮影が始まると急に梓になってしまいます、もちろんいい意味で。あれ?森川さんどこ〜?森川さーん!カットをかけると数秒後に森川さんが帰ってきます。呪術廻戦みたいです。これ以上期待することなんてありません、逆に僕らに何を期待してるか聞いてみたいです。

真理子役、関口蒼さん。魅力が全身から滲み出てますね。関口さんに見られると一瞬どきっとします。みんなでラジオ体操をした時があったんですが、ああこの人はラジオ体操をしている時でさえかっこいいんだな〜と思いました。ラジオ体操第2までしっかりやっていました。関口さんは逆にカットかかっても真理子のままですね。とても優しいし、引っ張ってくれそうだし、言うべきことは結構ストレートに言う。とても姿勢が良い方なので、関口さんといる時はみんな気持ち姿勢がいい気がします。期待することは、今度ヨガを教えてくれるらしいので楽しみにしています。

健斗役、加藤碧さん。我らが最年長、26歳であるにも関わらず高校生役をとても自然にこなしています。現場でも、リハーサルでもとても落ち着いて状況を見定めてくれて本当にお世話になっています。でも、12月の川に浸かった時はさすがの加藤さんも「冷たい!!冷たい!!」と我を忘れて叫んでいたので少し安心しました。その節はありがとうございました。いつもとても気配りをしてくださる方で、寒い教室での撮影の時、電気ケトルを持参してコーヒー紅茶を飲めるようにしてくださいました。本当に役者さんですか?僕らの気が回らなくてすみません。期待することは、いつも完璧な食事管理をされているので打ち上げの時は我を忘れてめちゃくちゃ食べてほしいです。よろしくお願いします。

Q.作品にちなんで、高校時代の思い出を教えてください。

男子校出身なので、あまりときめきラブストーリーは持っていないのですが…高校3年生、卒業間近の冬休みに教習所に通った時のことです。短期集中コースだったのですが、同じコースに同世代の女の子がいました。名前が僕の名前と酷似していることもあり勇気を出して声をかけてみました。学科も実習も、試験も全部同じ日。趣味も似ていたので話も弾みました。家も近くて毎日一緒に自転車で帰りました。帰り道にある公園で一休み、日に日に咲いていく桜をふたりで眺めました。これはもう、、男子校に通っている僕は死ぬほどちょろいので勝手に期待していたのですが、高校卒業後その子は遠くに引っ越してしまうと言う話を聞きました。春が来ると、冷めるのを待っていた時を思い出しますね。これ何の話でしたっけ。めちゃめちゃ気持ち悪いな、でも実話なので許してください。

Q.タイトルにちなんで、「冷めるのを待ちたい」くらいにハマってしまったものは何ですか?

2015年10月27日、ブリザードエンターテイメントから後に僕の人生を狂わせるゲームが発売されました。その名も『オーバーウォッチ』。高校2年生の夏、オーバーウォッチをしなかった日はないと思います。総プレイ時間は1500時間以上。11時ごろ起きて、ラーメンを食いに外出。帰ってきて眠くなって寝て15時から3時までオーバーウォッチ。最低の生活です。お父さん、お母さんごめんなさい。中学生までゲームを禁止されていた僕はその反動でとんでもない世界に引きずり込まれてしまいました。どう言うきっかけで辞めたかは覚えていませんが、虚しくなったんだと思います。その後の人生は当時のことを思い出しながら堅実に生きています。オーバーウォッチは素晴らしいゲームですが、面白すぎて人生を破壊しかねません。高大一貫校に通っていてよかった。。大変なことになっていました。今ではいい思い出です。

〜〜〜〜〜

撮影も明日で終わりとなりました!カイロを握りしめ、寒さと戦いながら班員一同、最後まで全力駆け抜けます。
広報活動も更に力を入れていきますので、チェックの程宜しくお願い致します!

2020.12.26(土)