こんにちは。
映像制作実習2025上映作品『透明なサクラ』広報担当の日高です。今回は『透明なサクラ』の4人のメインキャストをご紹介します。
広報担当の私から見たキャストの皆さんの印象と、キャストの皆さんご自身のコメントを掲載しています。どうぞお楽しみください!
『透明なサクラ』あらすじ
⺟親の敷いたレールを歩み、流されやすい性格になってしまった⼤学⽣の深⼭紬。そんな彼⼥が始めたのは《サクラバイト》―依頼⼈の要望に合わせて、“存在しない⼈間”を演じる仕事だった。
紬はとある依頼で、⼥⼦⾼⽣の葬儀に参列することに。空虚な⾔葉を紡ぐ仕事が、やがて⺟親の期待に応えるために⾃分を殺してきた過去と重なる。紬は勇気を振り絞り、「他⼈の⾔葉」から離れ、⾃分の選択を⽣きようと踏み出す。
深山紬役 梶山里奈さん
まずは本作の主演・梶山里奈さん。
広報用の写真をパシャリと撮ろうとすると、いつも両手ピースで答えてくれる梶山さん。スタッフにぎゅっとハグをしてくれるチャーミングな一面も。思わずにんまりしてしまいます。監督ともすっかり仲良しになってしまったようです。スタッフみんなから愛される主演俳優さんです。
そんなほんわかと優しい梶山さんですが、演技が始まるとその表情ががらりと一変。紬の葛藤や胸の奥底を繊細に演じてくださっています。何度も繰り返される脚本の改稿に真摯に向き合って参加してくださいました。
梶山さんコメント
この作品のオーディションがあると知ったとき、直感的に「紬を演じたい」と強く思いました。自分自身も大学生として進路に悩み、迷った経験があったからかもしれません。そしてこのたび紬を演じさせていただくこととなり、本作との不思議なご縁を強く感じています。
本作では、学生たちが中心となって制作したからこそ、紬が抱える、その年代ならではの等身大の想いや葛藤が丁寧に描かれています。ぜひ、そこに注目していただきたいです。
自分で決断し、選択するということは、ときに不安や勇気を伴うものだと思います。紬にとってサクラバイトが一つの転機であったように、この作品がご覧いただく皆様にとっても、改めて自分自身と向き合い、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
深山京子役 せいのゆみさん
続いて、紬の母親・京子役のせいのゆみさんです。
俳優のみならずアクティングコーチとしても活動されているせいのさん。監督の演出意図を的確に表すせいのさんの言葉に、スタッフは何度も聞き入っていました。とくに家のシーンでは、シーンを的確な方向に導いてくださいました。
現場未経験のスタッフも多いなか、スタッフを温かく見守り現場を支えていただきました。緊張感のある役柄とはうって変わって、にっこり笑った顔がとても素敵です。
長引く撮影期間、髪型を維持するために美容室に行くのを保留してくださっていたとか、、。粘り強く優しく付き合ってくださり、本当にありがとうございます。
せいのさんコメント
日本は134万のひとり親世帯がおり、そのうち9割が母子家庭だそうです。
独りで生計を立て育児をし、父と母両方の役割をこなすのは本当に大変だろうと思います。心のゆとりが削られ、我が子には自分のようになってほしくないという思いがあればあるほど、知らず子供をコントロールしてしまうのかもしれません。
我が子は、自分が思っているよりずっと力強く生きていくことができると、信じて見守ることもできるのだと、京子のように孤軍奮闘しているお母さんたちに、そんなメッセージが届いたら嬉しいです。
橋本さつき役 牧村柚和さん
紬たちにサクラバイトを依頼する、橋本さつき役として参加してくださった牧村柚和さん。
クランクイン前、班員とキャストさんで顔合わせ・打ち合わせをしたことがありました。まだ少し緊張している場で、牧村さんは私たちの目をしっかり見て話しかけてくださいました。
まだ脚本が固まっていないなか、たくさん意見を出してくださり、また学生の意見にも真剣に耳を傾けてくださったことが印象に残っています。
葬儀場の撮影では、ポスター撮影をしている私たちに牧村さんがカメラを構えていることも。この作品や私たち班員のことを愛してくださっているのだなと感じております。
牧村さんコメント
この作品に参加できたことを、心から嬉しく思っています。浅田監督をはじめ、真剣に作品に向き合う学生の皆さんやキャストの方々と過ごした現場はとても居心地がよく、安心して役に集中することができました。
今回演じた母親役は簡単に割り切れる人物ではなく、向き合うほどに難しさを感じる役でした。その難しい役を私に託してくださったことに感謝しています。この人物を演じる中で私自身、守っているつもりの想いがいつの間にか誰かを縛り、追い詰めてしまうこともあるのだと深く考えさせられました
この作品が観てくださる方それぞれにとって、自分自身や身近な関係を見つめ直すきっかけになってくれたら嬉しいです。改めて素敵な出会いとご縁に感謝します。
立花美雪役 髙宮沙也花さん
最後は、紬のバイト先の先輩・美雪役の髙宮沙也花さん。
オフショットを見返していると、愉快な髙宮さんの写真をたくさん発見しました。でもこの写真は真剣でかっこいい表情ですね。みんなで話していてもカメラを向けるとすかさずポーズをくれます。どんなに遠くから狙っていても気づかれてしまいます。
最初に髙宮さんの演技を見たとき、「美雪だ!」と思いました。今まであまり具体的にイメージできなかった美雪を髙宮さんが具現化してくれました。役を深く見つめる眼と確かな演技力でこの作品を支えてくれています。
髙宮さんコメント
正しくあろうとするほど、どれだけ簡単に誰かの揺れを無視できてしまうのか。立花美雪を演じながら、ずっと考えていました。
美雪は特別な悪意を持つ人物ではなく、ごく普通で真面目な大人です。この物語には、明確な悪者はいません。感情を抑え、現場を円滑に回し、問題を起こさない。その機械的とも言える振る舞いは、揺れ続ける紬と強く対照的に映りました。
けれどそれは、今の社会に溢れている姿でもあると思います。正しさを選び続ける中で、私たちは何を見ないふりして生きているのか。その無自覚な線引きの怖さを、この作品と美雪という役を通して、突きつけられたように感じます。
-上映会情報-
日時:2026年1月24日(土)
場所:早稲田大学大隈記念講堂(東京都新宿区戸塚町1-104)
入場料:無料
4作品上映予定
また、X・Instagramでも作品紹介や撮影風景などを投稿しています。あわせてチェックしてみてください!本年度のアイコンが目印です!
コメント