上映作品『たねび』班員インタビュー①

インタビュー

こんにちは!映像制作実習2025年度上映作品『たねび』広報担当のファウツです。

本日は『たねび』班員インタビュー第一弾として、撮影・編集担当:笹樹晴比(ささき・はるひ)へのインタビューをお送りいたします。お楽しみください!

『たねび』あらすじ

中学2年生、冬休み。元消防士の父と、火に惹かれ始めた弟。自然に囲まれた町で二人と暮らしている楓。
平穏な日常は静かに燃える"たねび"のように、段々と変わっていく。
畏怖と憧憬。火に翻弄される家族を幻想的なタッチで描いた物語。

―映像制作実習を履修した理由は何ですか。

私がまだ3年生だった昨年の春に、一個上の研究室の先輩の作品を観て、憧れたのがきっかけです。本当は3年生のときに取りたかったのですが、昨年は開講してなかったので、今年は絶対取ろうと思っていました。

―撮影・編集は以前から興味があったのですか。

所属していた映画サークルでも制作経験はあったのですが、自分でカメラを扱ったことはありませんでした。3年生のときに履修した「写真表現」という授業で、カメラを持って世界を切り取り、自分なりの解釈で編集する楽しさを知りました。その経験から、今回の授業では映像での表現にも挑戦してみたいと思い、手を挙げました。

―映画サークルと本実習の間で、制作面の違いを感じますか。

映画サークルでは外部から多くの人を呼んで制作にあたることが多いですが、関わる人が多い分、参加者のモチベーションもそれぞれです。この授業では一班10人程度でプロット改稿の段階からみんなで作っていくので、チーム全員が同じベクトルで作り上げていきます。メンバーひとりひとりのモチベーションと関わり度合いがもっとも異なる点かなと思います。

―実際に撮影・編集をやってみて感じたことは何ですか。

時間との戦いですね(笑)。撮影も編集も本当に楽しいですが、こだわりすぎて現場が押してしまうこともあるので、最近は作品を完成させるためにも短時間で決断できるように気をつけています。

―撮る側から考える『たねび』の魅力は何ですか。

主人公・楓の不安や感じてるものを、観客が追体験できるところです。この作品は画としてかっこいいものがたくさん出てきます。日本家屋の土間や縁側、焚き火、田舎の田園風景。そこも魅力の一つではあるのですが、画の美しさ以上に、観客が楓と一緒にこの不思議な空気感を楽しめることを第一に撮影しております。

―上映まで残り1ヶ月強、どのように過ごしていきたいですか。

先ほど「時間との戦い」と言いましたが、もちろん、使える時間は最後まで作品と向き合い、ブラッシュアップしていくことに全力を尽くすつもりです。

―最後に『たねび』の見どころをひとことで教えてください!

私たちが子どもの頃に感じていた素朴な感情を思い出させてくれる作品です。ぜひ劇場でご覧ください。

―笹樹くん、ありがとうございました!

―上映会情報―
日時:2026年1月24日(土)
場所:早稲田大学大隈記念講堂(東京都新宿区戸塚町1-104)
入場料:無料
4作品上映予定

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