上映作品『透明なサクラ』浅田監督インタビュー

インタビュー

こんにちは!映像制作実習2025年度上映作品『透明なサクラ』広報担当の日高です。

本日は『透明なサクラ』の監督の浅田玲子さんのインタビューをお送りします。

『透明なサクラ』はいよいよクランクインです!撮影を目前に控えた監督のインタビューをぜひお楽しみください!

『透明なサクラ』あらすじ
⺟親の敷いたレールを歩み、流されやすい性格になってしまった⼤学⽣の深⼭紬。そんな彼⼥が始めたのは《サクラバイト》―依頼⼈の要望に合わせて、“存在しない⼈間”を演じる仕事だった。
紬はとある依頼で、⼥⼦⾼⽣の葬儀に参列することに。空虚な⾔葉を紡ぐ仕事が、やがて⺟親の期待に応えるために⾃分を殺してきた過去と重なる。紬は勇気を振り絞り、「他⼈の⾔葉」から離れ、⾃分の選択を⽣きようと踏み出す。

映像制作実習を履修したきっかけを教えてください。
小さい頃からいつかドラマを作ってみたいと夢を見ていました。しかし、受験するのは工学系の学科ばかり…。流れるように浪人していたとき、仮面ライダーにどハマりして1ヶ月で150話見たのをきっかけに、自分の進路を見つめ直しました。理系からでも映像を学べる大学を探そうと思い、見つけたのが表現工学科のこの授業です。去年休講になってしまったので、4年生ながら受講しています。

『透明なサクラ』という企画はどのような想いからスタートしたのでしょうか?
就活時代、自分をよく見せたいと毎日エピソードトークをすることに疲れて、隙間バイトを始めたのがきっかけです。スキマバイトをしてみて、名前や所属をなくしたときに残る働きぶりが「自分らしさ」なのではとその時気づいたんです。
「自分らしさ」がなんなのか、まだ正解は持てていませんがこの映画制作を通じて、少しでも答えに近づきたいと思っています。

今、一番大変なことはなんですか?
12月初旬、脚本執筆にまだ苦戦しています。「サクラバイト」という珍しいモチーフをどこまで作品に要素として組み込めるかでここ半年骨を折っています。自分のやりたいテーマを見失わずに作中に登場する要素を複雑に絡み合わせるのは本当に難しいです…。悩み続けた末、物語をどう展開するか以上に、この方向性で行くという覚悟を決めることが映画を撮るうえで大事な気がしています。

班の雰囲気はどうですか?
話が尽きない班です。移動車の中でも作業中でも皆ずっと喋ってます。ただ、仲良く世間話をするだけではなく、みんな愛情を持ってこの映画制作に携わっているところが大好きです。私が余裕がなくなったときでも、皆がドッシリ構えてくれているおかげでなんとかここまで来れています。自分ひとりでは映画は作れないと痛感する日々です…!

そろそろ撮影が始まります。意気込みをお願いします!
初制作・初監督で至らない点ばかりですが、周りに支えてもらっている感謝を忘れずに、スタッフ・キャスト全員で楽しくこの『透明なサクラ』を作り上げていきたいです!!

浅田監督、ありがとうございました!

-上映会情報-

日時:2026年1月24日(土)

場所:早稲田大学大隈記念講堂(東京都新宿区戸塚町1-104)

入場料:無料

4作品上映予定

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